eve-a60’s blog

ロンドンでの3年間の大学生活を記録したもの。

新しい家 🏡

 

 

 

明日から、大学の新学期が始まります。

 

 

 

今まで1日の大半を猫と戯れていた身としては、気が重くなる事実ですね。

 

 

また、沢山の人に囲まれて慌ただしく暮らすのか......。

 

 

 

あと2週間くらい、猫とだけ会話していたかった。うちの親が、娘が英国で英語ではなく猫語ばかり上達させていたら悲しむことくらい、重々承知しているんだけど。でも、留学したくらいじゃ、人の内面なんて変わらないのよね。やっぱり、部屋でコロコロコロコロ、ジャガイモみたいに転がってる方が、私は落ち着く。コロコロコロコロコロコロコロ......。今度から、体に粘着テープでもつけておこうか。そうすれば、自然とカーペットの掃除が済むわけだから、自分は全自動粘着ローラークリーナーとして社会に貢献できているのだと不滅の自信を得ることになる。

 

 

 

(できれば、同じローラークリーナーでもネコ型になりたい↓)

 

 

 

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3ヶ月ほど前にブログで、ロンドンで都合の良い住居が見つからなくて困っているという話をしましたが、この問題は無事に解決しました。

 

 

 

 

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これから、友人宅に住みつくことになりました。

 

 

 

居候、というわけではないけれど、空き部屋をロンドンにしてはかなりの低価格で貸してもらってます。しかも、朝昼晩の食事つきで。

 

 

 

 

 

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早速、雰囲気作りのための装飾用ライトを購入。

 

 

 

ベッド以外の家具は、友人のご両親が全て事前に買い揃えて下さいました。

 

 

 

そして、今は本を収納するための引き出しがついたベッドを探してくれている。

 

 

 

有難い。

 

 

 

 

 

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しかも、友人のお母さんの料理がお世辞などではなく、ロンドンの五つ星レストラン並みに美味しい。料理というよりただ解凍した食材を胃袋の中に収めていることの方が多かった一人暮らしと、これでやっとおさらばできます。

 

 

 

「 私、一人でいるのが好き」とか言っておきながら、本当は周りに面倒を見てくれる人が沢山いたからここまでやってこれたんですよね。

 

 

 

小心者の私が多種多様な経験を積めたのも、ひとえに「周囲にいる超行動力がある人達」のお陰なんです。

 

 

 

例えば、「これに挑戦してみたいんだけど......」と友人に話を持ちかけてみると、

 

 

 

私が消極的なセリフ ーー「でも、私なんてどうせ大したことないから、やっぱり無謀な挑戦はやめておこう」と言い添える前に、

 

 

 

「Yuka ! あなたの代わりに、応募しといたよ!」

 

 

 

と、向日葵みたいな笑顔で友人がメールの応募完了通知を見せてくるわけです。

 

 

 

え、嘘でしょ! 本当に応募しちゃったの ⁉︎

 

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どうしよ、今から面接の準備しなきゃ。え、なんで、私、こんなことになってるの。え、私、絶対、応募なんてできないと思ってたのに、え、でも、ここで、辞退したら、協力してくれた友達に悪いし、え、でも、まさか、本当に応募しちゃうなんて、え、え、、、

 

 

 

 

と、アタフタしているうちに、無事に面接を終えて、新しい仕事のオファーをもらったりしているわけなんです。

 

 

 

 

バンジージャンプを実行する直前になって突然怖気付いて飛び降り台の上でグダグダと躊躇していたら、いつの間にか背後に回っていた友人に背中を押されて、空中で飛躍していた

 

 

 

そんな感覚。

 

 

 

大体、私は押しに弱過ぎる。

 

 

 

前述した件では、私が友人の行動力に逆らわなかったことが良い結果に繋がったけれど、この押しの強い人に従ってしまう性質が毎度プラスになるとは限らない。

 

 

 

だって、私、

 

 

 

 

押しの強い売り子の人に話しかけられたら、絶対最後までセールストークを聞いちゃうし

 

 

(でも、運良く今まで変なセールスに引っかかったことはない。そして、話を聞きはするがケチなので財布は出さない)

 

 

 

 

パーティーに誘われて、「え、パーティーか。人一杯いるよね。どうしようかな」って出席するリスクを思案している最中に、友人から既に私も参加者の一人みたいな扱いを受けてしまったら、もうダメ。「はい、最初から行くつもりでした」というフリを精一杯してしまうし

 

 

 

 

 

バイト中にお客さんから「これ、預かっといて」と強い口調で言われると、マネージャーから預かりもの禁止と注意されていたにも関わらず、反射的に「はい」と両手を差し出してしまったこともあるし

 

 

 

(最近は、少なくともバイト中は気弱な本性を出さないようにしようと意識しているので、お客さんからの無理強いをちゃんと断れるようになった)

 

 

 

 

「美味しいでしょ。もっと食べなよ」と何度もすすめられた際には、どんなに満腹でもお代わりしてしまうし

 

 

 

 

 

あんまり気になっていない人でも「仲良くして」と迫られたら、「はい、そうしましょう」と連絡先を交換してしまう。

 

(流石に、通りで話しかけてきた見知らぬ人には連絡先渡さないよ。そこは、安心して)

 

 

 

 

 

私は、絹ごし豆腐か。

 

 

 

誰に対しても、滑らか過ぎるだろ。

 

 

 

 

こんな調子だから、私をよく知っている人達からは「こいつ、一人きりにしたら危ないわ。ちゃんと、家まで帰れるんかな。途中で不審者に声をかけられて車に乗るよう促されても、上手く断れずに乗っちゃうんじゃないか」レベルで心配されてしまいます。みんな、私のこと幼稚園児だと思ってるのかな。私、立派な人間不信だよ。誰にもついて行かないよ。

 

 

 

私の周りに面倒見の良いしっかり者が多いのも、このふにゃふにゃした性格が原因でしょうね。おそらく。

 

 

 

 

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(友人宅の猫ちゃん。いつか猫のイケメンコンテストに出場するかもしれないと思って、応募用の写真を撮ってみた😊)

 

 

 

 

さて。

 

 

この新しい家での新しい人との生活が、実り多い経験となりますように 🍀